2020年上半期近況
ちょっとした振り返りと近況メモ。
本業
Ruby on Rails と Next.js のプロジェクトを進めていた。そこそこの規模のプロジェクトで、6月30日の晩に大きなリリース作業がある。内容としては Ruby on Rails で作られたシステムの一部を Next.js アプリケーションとしてリニューアルしつつ切り離すものだ。この半年で React.js 及び Next.js の習熟度が上がり、その他関連するインフラ周りの知見も増えた。自分のスキルセットの柱として Ruby on Rails に加えて React.js が追加されたのは大きい。
副業
今年は大人しくしていようと思っていたが、結局少し大きめな仕事を請けた。精算タイミングの関係もあってフリーランス時代の最高月収を大きく超える収入を得た月もあり、今度こそ下半期は大人しくしていようと思っている。現在の個人事業の事業内容は教育(メンター、コードレビュー)と開発だけになっているが、他の仕事も始めてみたいと思っている。1つ大きな変化として、プログラミング学習プラットフォームの方が私の Qiita の記事を読んで声を掛けてもらい、技術教材執筆の仕事を依頼してもらった。この仕事は請けることに決めていて、8月末を目処に GitHub, Rubocop, RSpec, GitHub Actions といった普通の技術教材では触れられないが多くの現場では使われているような実践的で実務的な技術を使いながらサンプルアプリケーションを作っていく演習記事を執筆する計画になっている。
趣味
Twitter のアカウントを削除してしばらく経つが、技術的な話題に関するアンテナは下がった代わりに、自分の時間がとても増えた。コードを書く量が増え、GitHub の草を見ても明らかに仕事に取り組む量が増えている。そしてゲームやゲームに関する記事執筆に取り組む時間が増えた。単純にキーボードを叩く量が大幅に増えたと思う。Twitter に関しては、一応細々と 新しいアカウント を作ってはいるが、フォロイーもフォロワーもほとんどいない状態で1日1回見るか見ないか程度の運用しかしていない。Twitter をやめてみて、プログラミングスクールがどうとか、駆け出しエンジニアがどうとか、誰々が炎上したとか、そういった話題を一切目にしなくて済むのは想像以上に気持ちが良いものだった。前のアカウントではそういった話題に対して偉そうな正論じみたお言葉を発信して、それでフォロワーを増やしてきたような部分はあったが、あれは無意識な承認欲求のようなものだったのかもしれない。「自分の思想を述べる」と同時に「自分の不快感を示す」といった発信であったため、そういったことをしなくなってからは随分と気が楽になった気がしている。
2300人ほどのフォロワーを失って現在は14人のフォロワーがいるだけのアカウントとなったが、これはつまりインターネット上での私の発言には誰も見向きもしなくなったわけで、何を呟いても解決策のリプがついたり いいね がついたりすることは滅多になくなった。ただ、こんな状態には一種の快感を覚えていて、最近では note に誰も見ないであろうゲームに関する記事を淡々と投稿している。とっくに旬の過ぎたゲームな上、たまたまハッシュタグでそのゲームを調べたような人にしかアクセスされないような記事を懇切丁寧に連載しているわけだが、これがまた楽しくて、自分がこういう無駄な作業を好いていることを思い出した。攻略本や攻略サイトを見れば一発でわかることを自分の力で体系的にまとめたり、格ゲーの勝利台詞や RPG の戦闘中掛け合いを一覧に起こしたりといった、好きなゲームの好きな部分を自分の手で可視化するのが昔から大好きで、誰のためにもならないし誰にも評価されることはなくても、自分の楽しみのためだけに他人の評価を気にせず時間を費やすことができるようになったのは大変贅沢なことである。ただ、このまま誰にも見られないまま細々と執筆業を続けていきたいという訳ではなく、野望としてはそのうちゲームに関する執筆で一発当ててみたいという思いはある。好きなものを好きだと伝えるだけで人が喜ぶ、そんな文章を生み出したいという思いがある。その時に「あの人昔からこんな丁寧な記事を沢山書いてたんだ」となるように、コツコツと記事執筆を続けていこうと思っている。
そんなこんなで、下半期は Ruby on Rails と React.js(Next.js) の開発業、技術教材の執筆業、ゲーム記事の執筆業といった3つに取り組んでいこうと思う。